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「噛み合わせ」① 顎関節症

2020.8.10

こんにちは。
新宿、都庁前の歯医者「医療法人団体 歯友会 赤羽歯科 新宿診療所」の歯科医師の田中です。
今回は顎関節症について記述します。

顎関節症の症状はどういうの?

まずどういう症状があるかというと音・痛み・機能障害などがあります。
一番皆さんが経験があるのが音かもしれません。
口を開けたときにパキッやポキンと鳴ることです。
これをクリック音(弾撥音)といいます。
なぜ音が鳴るのかというと頭の骨と顎の骨の間にある関節円板と呼ばれるクッションが本来の位置とずれておりスムーズに動く事が出来ず障害になって音が鳴ります。
クリック音があるときは積極的に治療しなくてもいいのですが、急に音が鳴らなくなりミシミシといつもと違うクレピタス音(捻髪音)が聞こえると痛みのせいで口が大きく開かなくなる事があります。

痛みは筋肉による痛みと骨と関節が当たる痛みが4:1ぐらいあり口を開けたり閉じたりすると痛みが出やすいです。
なので、何もしなくても痛い場合は他の原因があるかもしれません。

機能障害とは先ほどお話した痛みが原因で口が開かなくなった状態のことを言います。
この症状になったらクローズドロックと呼ばれます。
精一杯お口を開けても40mm以上開かなければ怪しいと思っていいです。
この音・痛み・機能障害の内1つでも症状があれば顎関節症と診断されます。
なりやすい人は25~30代の女性が多いです。

顎関節症の原因は?

原因ですが何か1つの事からではなく複数の問題が重なって起こると言われています。
例えば顔面の骨や筋肉の問題・嚙み合せ・事故などの外傷・ストレス・日常的な習慣などがあります。
どんな日常的な習癖がみなさんにあるかというとスマホの操作・頬杖・硬い物を好んで食べる・片方で咬む・歯ぎしりなどがあてはまります。
習癖の中で上下歯列接触癖(TCH=tooth contacting habit)が重要な話になります。
普通、口を閉じた時に上の歯と下の歯が当たっていると思うかもしれませんが実は2~3mm程度離れています。
上下の歯が接触している時間は1日で食事中、会話している時を入れて17分程度といわれていますが、実際はパソコンの作業、家事・育児の中で無意識に歯が接触しています。
対処としては無意識なので目に付く所に目印(ポストイット)を張り、歯を離すことを意識付けます。

顎関節症の治療法は?

最後に顎関節症の治療法です。
可逆的(元に戻せる)と不可逆的(元に戻せない)の2つあり、大まかに可逆的には①理学療法や②スプリント療法など、不可逆的には③咬合療法や④外科療法などがあります。
① 理学療法
顎関節症は筋肉の凝りによって痛みがあるので筋肉のストレッチやマッサージをして血液の流れを良くすると痛みが減少する事があります。
② スプリント療法
マウスピースに似たもので基本は上の歯を全体的にプラスチック素材で覆う装置のことで、TCHのときに話しましたが上と下の歯が接触する時間が多いと痛みが出やすいので無意識な睡眠時に装着します。
スプリントの厚みで歯が少し離れた状態になるのと、均等に力が加わる様にスプリントを調整するので筋肉が楽になり痛みが減ります。
③ 咬合療法
理学療法やスプリント療法で症状が改善されて落ち着いてきたら歯を削って安定な咬み合わせにしていきます。
そうすることで再発を防ぐことができますが、不可逆的な治療なので注意が必要です。
④ 外科療法
理学療法やスプリント療法であまり改善されない人にします。
どうして治らないかというと骨の変形、関節円板(クッション)の位置がずれて動かなくなるからです。
治療でよくあるのが顎関節上関節腔洗浄法といわれる関節の中に注射を刺し洗浄液で20分ぐらい洗浄します。
あとは内視鏡下で外科手術することもありますが外科手術は基本口腔外科の先生がやります。

顎に違和感がある皆様、お悩みの方は是非当院までご相談ください。
顎関節症のことなら新宿、都庁前の歯医者「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 新宿診療所」

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